世界の水問題について学んでみよう

水は限りある資源

「20世紀が石油をめぐる戦争なら、21世紀には水をめぐる戦争となるだろう。」

これは、1995年に世界銀行副総裁のイスマル・セラゲルディンによる発言です。

「水をめぐる戦争」なんて、日本人の私たちにはイメージがつきづらいものですよね。私たちにとって、水は水道をひねればいつでも出てくるものです。

そう考えると、日本が水の豊かな水源に恵まれた国であることを実感します。

水は限りある資源と言われていますが、地球上の70%の水のなかで実際に飲むことのできる水はほんの少しなのをご存知ですか?そのうえ、あらゆる開発や汚染が助長していることもあり、海外では水源をめぐる戦争や、安全な水を飲むことのできずに死にゆく子供たちの命があるのが実態なのです。

https://www.unicef.or.jp/kodomo/teacher/pdf/sp/sp_46.pdf

また、海の生態系は産業廃棄物やプラスチック・家庭から流される石油系の洗剤などによってバランスを崩しつつあります。

人間の70%は水です。人は3日食べなくても生きられますが、水を飲まないと1日で死亡するといわれているくらい、私たちは水に生かされているのですね。

地球上に安全で綺麗な水が循環してきますように。できることから、一歩ずつ始めてみようと思います。